Kenko デジタルユニプラスチューブ25 [カメラ]
たまプラーザでα用が1500円で出ていたので
どんなものなのかと試しに買ってみました
DMC-G1 + M.A(K-M4/3)+ smc PENTAX-M 1:1.7 50mm
前後キャップのほかに
ご丁寧に元箱・ケース・説明書・保証書まであったので
ちょっと驚き
DMC-G1 + M.A(K-M4/3)+ smc PENTAX-M 1:1.7 50mm
こちらは接点を持った接写リングで
AFが動作するというものです
こんなものがあるとは知りませんでした
クローズアップレンズと違い
レンズが無いただのリングなので
マスタレンズの画質の劣化がありません
代わりに露出倍数が掛かってくるので1段~2段暗くなります
しかし私には、説明書に書いてある撮影倍率についてピンときません
説明書によればマスタレンズが50mmで撮影距離が1mのときが
0.55倍で最大倍率となり
それ以上焦点距離が大きくなるにつれ倍率が下がっていくように
記述されています
(135mmで撮影距離1m時は0.34倍)
そこで気になったのは
50mmマクロの場合はどうなるのだろう?と思い
それならば自分が所有している焦点距離の異なる3本のマクロレンズと
マクロ機能がある標準ズーム(35-70mmF4 マクロ時の撮影倍率は0.25倍)
での倍率の変化を確認してみたくなりました
DMC-G1 + M.A(K-M4/3)+ smc PENTAX-M 1:1.7 50mm
左から
COSINA AF 100mm F3.5 macro
SIGMA AF APO MACRO 180mm 1:5.6
MINOLTA AF 50mm F3.5 Macro
MINOLTA AF ZOOM 35-70mm F4
自分が所有している3本のマクロレンズ(50mm、100mm、180mm)は
いずれもハーフマクロ(0.5倍)です
はたして、マスタレンズがマクロの場合は
撮影倍率が更にアップするのか
同じハーフマクロでも焦点距離ごとに撮影倍率が異なるのか
また、ズームレンズ域とマクロとの差はあるのか
実際に撮影してみました
いずれも最短撮影距離に固定して三脚を前後させてのピント合わせで撮影 絞りはすべて開放
写真はリサイズのみノートリミング
まずは50mmF3.5マクロのみで撮影
SONY α100 + MINOLTA AF 50mm F3.5 Macro
ハーフマクロなのでこれが倍率0.5倍の写りとなっているはずです
(実際にはAPS-C機のため、35mm換算では0.75倍相当)
これにユニプラスチューブ25をかませます
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + MINOLTA AF 50mm F3.5 Macro
どうやらマクロレンズでは撮影倍率がさらにアップしてくれるようで
この組み合わせの場合はリングを使用しないときに比べ
ちょうど撮影倍率が2倍になってくれているみたい
この接写リングを使う意味はありそうです
では100mmF3.5マクロではどうなるでしょう
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + COSINA AF 100mm F3.5 macro
50mmのときほど近づけません
つづいて180mmF5.6マクロの場合
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + SIGMA AF APO MACRO 180mm 1:5.6
撮影最短距離が伸びるため、アングルが変化していますが
倍率としては100mmと差が無いようです
むしろ180mmの方が若干倍率が高いようにも見えます
・・・なんでだろう?
マクロ機能付き標準ズームの場合は
35mmの場合 距離目盛は最短の1m(1000mm)
ヘリコイドが伸びきります
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + minolta AF ZOOM 35-70mm F4
50mmの場合
70mmの場合(ヘリコイドが最短の状態)
そして、マクロ機能で最短距離35cm(350mm)のときは
再びヘリコイドが35mmと同じ最長の状態になります
これが35mmとほぼ同じ大きさで写ります
どうしてこうなるのかやっぱりわからないので
説明書に書いてあった倍率を算出する計算式を用いて
EXCELで倍率を算出してみました
ちなみに算出式は下記のとおり
像倍率=
(接写リングの長さ(=25mm)+マスターレンズの繰り出し量)/マスターレンズの焦点距離
マスターレンズの繰り出し量=
(マスターレンズの焦点距離)^2 / (マスターレンズの距離目盛-マスターレンズの焦点距離)
たしかに撮影結果の傾向はほぼ算出値に沿ったものになっています
しかし、得られた値がどうも誤差とは言えないほど撮影結果と異なっているのが納得いかない
なにか代入している値に誤りがあるのかもしれませんが
それがわからない
自分では「距離目盛」の値が怪しいような気がしているのですが
でも実際に撮影した結果はわかったので
この算出値については別に追及するつもりはありません
また、説明書には
「ピント合わせはマニュアルによるピント合わせをお勧めします」
と記述されていて
この接写リングについて書かれたブログなどを拝見しても同様に書かれているのですが
まるでAFが使えないわけではなく
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + minolta AF ZOOM 35-70mm F4
予想に反してちゃんと合焦してくれました(こちらは手持ち撮影です)
但し、AFを効かせるには
合焦する付近まで撮影距離をほぼ合わせた上で
最後の詰めとしてシャッターボタンを2・3回半押しする必要がありますが
なかなか合焦しないわ1~2段暗くなるわで
シャッタースピードを稼ぎたい蝶撮りには
まず向いていませんね
この接写リングを使用して倍率を稼ぐ代償としてマクロ域限定の用途になってしまうので
はたして0.5倍以上の倍率のみを求める撮影シーンとは
いったいどれほどあるのかというと
・・・・そんなにありませんね
ということで結論としては
等倍マクロを買え
・・・ですか・・・ハイ
どんなものなのかと試しに買ってみました
DMC-G1 + M.A(K-M4/3)+ smc PENTAX-M 1:1.7 50mm
前後キャップのほかに
ご丁寧に元箱・ケース・説明書・保証書まであったので
ちょっと驚き
DMC-G1 + M.A(K-M4/3)+ smc PENTAX-M 1:1.7 50mm
こちらは接点を持った接写リングで
AFが動作するというものです
こんなものがあるとは知りませんでした
クローズアップレンズと違い
レンズが無いただのリングなので
マスタレンズの画質の劣化がありません
代わりに露出倍数が掛かってくるので1段~2段暗くなります
しかし私には、説明書に書いてある撮影倍率についてピンときません
説明書によればマスタレンズが50mmで撮影距離が1mのときが
0.55倍で最大倍率となり
それ以上焦点距離が大きくなるにつれ倍率が下がっていくように
記述されています
(135mmで撮影距離1m時は0.34倍)
そこで気になったのは
50mmマクロの場合はどうなるのだろう?と思い
それならば自分が所有している焦点距離の異なる3本のマクロレンズと
マクロ機能がある標準ズーム(35-70mmF4 マクロ時の撮影倍率は0.25倍)
での倍率の変化を確認してみたくなりました
DMC-G1 + M.A(K-M4/3)+ smc PENTAX-M 1:1.7 50mm
左から
COSINA AF 100mm F3.5 macro
SIGMA AF APO MACRO 180mm 1:5.6
MINOLTA AF 50mm F3.5 Macro
MINOLTA AF ZOOM 35-70mm F4
自分が所有している3本のマクロレンズ(50mm、100mm、180mm)は
いずれもハーフマクロ(0.5倍)です
はたして、マスタレンズがマクロの場合は
撮影倍率が更にアップするのか
同じハーフマクロでも焦点距離ごとに撮影倍率が異なるのか
また、ズームレンズ域とマクロとの差はあるのか
実際に撮影してみました
いずれも最短撮影距離に固定して三脚を前後させてのピント合わせで撮影 絞りはすべて開放
写真はリサイズのみノートリミング
まずは50mmF3.5マクロのみで撮影
SONY α100 + MINOLTA AF 50mm F3.5 Macro
ハーフマクロなのでこれが倍率0.5倍の写りとなっているはずです
(実際にはAPS-C機のため、35mm換算では0.75倍相当)
これにユニプラスチューブ25をかませます
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + MINOLTA AF 50mm F3.5 Macro
どうやらマクロレンズでは撮影倍率がさらにアップしてくれるようで
この組み合わせの場合はリングを使用しないときに比べ
ちょうど撮影倍率が2倍になってくれているみたい
この接写リングを使う意味はありそうです
では100mmF3.5マクロではどうなるでしょう
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + COSINA AF 100mm F3.5 macro
50mmのときほど近づけません
つづいて180mmF5.6マクロの場合
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + SIGMA AF APO MACRO 180mm 1:5.6
撮影最短距離が伸びるため、アングルが変化していますが
倍率としては100mmと差が無いようです
むしろ180mmの方が若干倍率が高いようにも見えます
・・・なんでだろう?
マクロ機能付き標準ズームの場合は
35mmの場合 距離目盛は最短の1m(1000mm)
ヘリコイドが伸びきります
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + minolta AF ZOOM 35-70mm F4
50mmの場合
70mmの場合(ヘリコイドが最短の状態)
そして、マクロ機能で最短距離35cm(350mm)のときは
再びヘリコイドが35mmと同じ最長の状態になります
これが35mmとほぼ同じ大きさで写ります
どうしてこうなるのかやっぱりわからないので
説明書に書いてあった倍率を算出する計算式を用いて
EXCELで倍率を算出してみました
ちなみに算出式は下記のとおり
像倍率=
(接写リングの長さ(=25mm)+マスターレンズの繰り出し量)/マスターレンズの焦点距離
マスターレンズの繰り出し量=
(マスターレンズの焦点距離)^2 / (マスターレンズの距離目盛-マスターレンズの焦点距離)
たしかに撮影結果の傾向はほぼ算出値に沿ったものになっています
しかし、得られた値がどうも誤差とは言えないほど撮影結果と異なっているのが納得いかない
なにか代入している値に誤りがあるのかもしれませんが
それがわからない
自分では「距離目盛」の値が怪しいような気がしているのですが
でも実際に撮影した結果はわかったので
この算出値については別に追及するつもりはありません
また、説明書には
「ピント合わせはマニュアルによるピント合わせをお勧めします」
と記述されていて
この接写リングについて書かれたブログなどを拝見しても同様に書かれているのですが
まるでAFが使えないわけではなく
SONY α100 + Kenko UNIPLUS TUBE25 + minolta AF ZOOM 35-70mm F4
予想に反してちゃんと合焦してくれました(こちらは手持ち撮影です)
但し、AFを効かせるには
合焦する付近まで撮影距離をほぼ合わせた上で
最後の詰めとしてシャッターボタンを2・3回半押しする必要がありますが
なかなか合焦しないわ1~2段暗くなるわで
シャッタースピードを稼ぎたい蝶撮りには
まず向いていませんね
この接写リングを使用して倍率を稼ぐ代償としてマクロ域限定の用途になってしまうので
はたして0.5倍以上の倍率のみを求める撮影シーンとは
いったいどれほどあるのかというと
・・・・そんなにありませんね
ということで結論としては
等倍マクロを買え
・・・ですか・・・ハイ
やっぱり中間リングって、50ミリ前後のレンズにはやたらと効果的ですが、中望遠とかに付けても「アレッ?」って感じですよね?
で、やっぱ物理的に露出倍数は掛かるんですね、勉強になりました。
中間リングとか、安いとついつい手を出しちゃうんですよね〜(笑。
でも、結局使わずじまい・・・。
by チェンバー (2015-07-12 10:52)
>チェンバーさん
露出倍数のことは自分もただのリングだから
それほど影響は無いと思っていたのですが
かなり暗くなってしまうのですね
感度を上げられないカメラなのがツライ
中間リングは自分もKマウントのが安かったので
買ったものがありますけれど
つけっぱにするわけにもいかないし
この前の撮影会のときに持っていなかった時点で
たぶん出番は無いかな~
by miyappp (2015-07-13 06:52)
焦点距離は無限遠の対しての焦点なので、マクロ領域になると結像点がどんどんのびますから、光路短縮をしないリングはf/Φでガッツリ暗くなってしまうんだと理解しています(きちんと勉強してないので間違ってたらすみません...)。
望遠鏡でマクロ撮影すると光学系が単純なので分かりやすいです...。
by mon (2015-07-13 17:45)
>monさん
>焦点距離は無限遠の対しての焦点なので・・
あぁなるほどそうか~、納得しました
光学系はmonさんに聞くのが一番早い!
望遠鏡でマクロ撮影という発想もありませんでした
自分がボーグでマクロ撮影しているところを想像すると
なんだかものすごいことになるんだけどなぁ(笑)
で、望遠鏡のマクロって何撮るんですか?
(ペンシルボーグならそう大げさでもないか)
by miyappp (2015-07-16 08:08)
まさしくペンシルボーグです。
柵もフェンスもラクラク貫通なので、道端の花撮りによいのです。
175mmF7ぐらいというスペックなので、逆にフェンスに固定しないとピンが安定しません。もう全然使ってませんが。
miyapppさんの10cm砲だと確実に通報されると思います。
f640mmだと2〜3mじゃ等倍に達しないと思いますよ。笑
by mon (2015-07-21 17:57)
>monさん
こんばんは
ペンシルボーグはなんといってもあのスリムさが魅力ですね~
オリのM4/3ボディで使ってみたいんだよなぁ
ボーグ100のことを考えると
どうでしょうで丁度再放送している写真家大泉洋が
コスタリカでぶん回していたペンタ67+ロクヨンバズーカを
思い出さずにいられません
by miyappp (2015-07-22 23:50)