地球深部探査船「ちきゅう」一般公開 その2 [船]
いやいやいや、年末で自分の時間がなかなか作れません
ずいぶんと間が空いてしまいましたが
途中で終わらせるわけにもいきませんので
前回からの続きです
ちきゅうのブリッジを通り抜け、外へ出ると
そこには「ヘリコプターデッキ」が
ヘリコプターデッキ posted by (C)miyappp
そういえば、ちきゅうを見るたびに
ブリッジの前にこんなものがあって
操舵の邪魔にならないのかと思っていたのですが
ブリッジに居たときにはそんなことを忘れてしまうくらい
まるで気になりませんでしたね
さて、順路はどこへ続いているのか
解らないまま進みます
ブリッジから後方へ移動します posted by (C)miyappp
船のあちらこちらで見かけるステンシルが
なんだかカッコイイ
指定喫煙区域 posted by (C)miyappp
何が入っているのでしょう posted by (C)miyappp
順路はデリックの方へ
デリックに近づいていきます posted by (C)miyappp
ライザー掘削システムの説明パネル
ライザー掘削システム説明 posted by (C)miyappp
想像していたものより遥かに複雑なシステム
(というより私の想像が浅はか過ぎ)
ブリッジの下のフロアにある「研究施設エリア」に
行くようです
研究施設エリアに向かいます posted by (C)miyappp
研究室エリアに入る前の「ドリルフロア」に横たわる
「パイプトランスファーシステム」
ドリルフロアのパイプトランスファーシステム posted by (C)miyappp
デリックの向こう側にあるパイプラックに積まれているドリルパイプを
パイプラッカーまで搬送したり
採取したサンプルなどを手前の研究室エリアへ搬送する装置
(パイプラッカーはデリック内でパイプを立てかけたり、パイプの昇降装置に運ぶなどする)
さて、研究エリアへ足を踏み入れます
研究エリアへ入ります posted by (C)miyappp
こちらは「コアコンベア」
コアコンベア posted by (C)miyappp
採取した長さ9.5mのコア試料がここを転がって
研究区画のコア試料切断エリアへ移送するための装置だそう
こちらが採取される長さ9m,直径が7cmの「コア試料」
コア試料 posted by (C)miyappp
これを取るためにこのような巨大なシステムを積んだ船が存在するのです
地底を調べるのって大変なんですね
デリック内で立てられたドリルを回転させる装置「パワースイベル」の
説明パネル
パワースイベル posted by (C)miyappp
そしてこちらが地底に掘り進むために
パイプの先端に取り付けられる「ドリルビット」
ドリルビット posted by (C)miyappp
と「コアビット」
コアビット posted by (C)miyappp
えー、これらの使い分けを理解しておりません・・・・
さて、ここからが研究施設っぽいものばかりです
採取された試料の1部を非破壊分析を行う「CTスキャナー」とか
CTスキャナー -1 posted by (C)miyappp
(そういえば昔、女子プロレスラーの"コンバット豊田”が「CTスキャナー」という名前の技を使っていたなぁ)
CTスキャナー -2 posted by (C)miyappp
1.5mに分割されたコア試料をさらに半分に割る装置とか
コア半裁機 posted by (C)miyappp
地質調査と同時に海底下生命圏の掘削調査してるとか
微生物研究室 posted by (C)miyappp
酸素を無くす環境を作り出す装置とか
嫌気グローブボックス posted by (C)miyappp
"超"純水を製造する装置とか
超純水製造装置 posted by (C)miyappp
そして、その成果として試料(のレプリカ)が並べられています
コア試料レプリカの展示コーナー posted by (C)miyappp
レプリカコア試料-1 posted by (C)miyappp
レプリカコア試料-2 posted by (C)miyappp
顕微鏡とか電子天秤などお高そうな装置がずらり
顕微鏡 posted by (C)miyappp
電子天秤 posted by (C)miyappp
「古地磁気」って恥ずかしながら知りませんでした
さっそくウィキでお勉強
なるほどねぇ
古地磁気研究室・・・はて? posted by (C)miyappp
研究の概要を知ったところで外に出ます
lifeboat posted by (C)miyappp
外階段で下のフロアへ降りていきます
さらに下のフロアへ posted by (C)miyappp
順路はどこへ向かうのか
どんどん降ります posted by (C)miyappp
デリック内のパイプを吊るすエアダンパー用の高圧空気ボンベ室
200気圧だそうです
・・・と書かれておりますけれども
この時点ではよくわからない
蓄圧器 posted by (C)miyappp
順路はちきゅうのシンボル的な特徴でもある
大きなやぐら「デリック」へ続いています
このデリック、海面から約120mもの高さもあります
デリック下 posted by (C)miyappp
あの巨大なやぐら「デリック」は
大水深・大深度の海底油田掘削で採用されている「ライザーシステム」という掘削方法のために組まれているものです
http://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20090626/
(JAMSTEC HPより)
「ちきゅう」はこれを科学掘削船として世界で初めて採用した船だそうです
だから船としては唯一無二のあのスタイルなんですね
これを念頭に以下をば
噴出防止装置(BOP)の説明パネル
地中からの高圧ガスや石油などの噴出を途中で封鎖するための装置だそうです
噴出防止装置 posted by (C)miyappp
こちらが「ムーンプール」
船体中央のこの開口から
海中へドリルやライザーパイプが投入されるところです
ムーンプールを見上げる posted by (C)miyappp
右奥に「噴出防止装置」が置かれているのが写っています
ムーンプール posted by (C)miyappp
ライザーパイプを積んでおく場所
「パイプラックエリア」
パイプラックエリア -1 posted by (C)miyappp
パイプラックエリア -2 posted by (C)miyappp
1本約27mあります
ライザーパイプのフランジ posted by (C)miyappp
通常はこれを90本搭載
ライザーパイプ -1 posted by (C)miyappp
ライザーパイプ -2 posted by (C)miyappp
ライザーパイプラック配置図 posted by (C)miyappp
「ちきゅう」から水深2500mの海底まで
ライザーパイプを接続することができるということです
ドリルパイプはそこから地中を掘削し始めることが出来ます
ドリルパイプは10km分を搭載、つまり「ちきゅう」から10,000m。
ライザーパイプを海底まで2500mフルに接続してたとして
その先約7500m地中を掘ることができるということです
もちろんこれは世界一の能力
(将来はさらに掘り進めてマントルの研究を行う予定とのことですが
技術的に解決しなければならないこともあるようです)
これだけの管を搭載するだけでも
相当なスペースが必要ですね
つづく
ずいぶんと間が空いてしまいましたが
途中で終わらせるわけにもいきませんので
前回からの続きです
ちきゅうのブリッジを通り抜け、外へ出ると
そこには「ヘリコプターデッキ」が
ヘリコプターデッキ posted by (C)miyappp
そういえば、ちきゅうを見るたびに
ブリッジの前にこんなものがあって
操舵の邪魔にならないのかと思っていたのですが
ブリッジに居たときにはそんなことを忘れてしまうくらい
まるで気になりませんでしたね
さて、順路はどこへ続いているのか
解らないまま進みます
ブリッジから後方へ移動します posted by (C)miyappp
船のあちらこちらで見かけるステンシルが
なんだかカッコイイ
指定喫煙区域 posted by (C)miyappp
何が入っているのでしょう posted by (C)miyappp
順路はデリックの方へ
デリックに近づいていきます posted by (C)miyappp
ライザー掘削システムの説明パネル
ライザー掘削システム説明 posted by (C)miyappp
想像していたものより遥かに複雑なシステム
(というより私の想像が浅はか過ぎ)
ブリッジの下のフロアにある「研究施設エリア」に
行くようです
研究施設エリアに向かいます posted by (C)miyappp
研究室エリアに入る前の「ドリルフロア」に横たわる
「パイプトランスファーシステム」
ドリルフロアのパイプトランスファーシステム posted by (C)miyappp
デリックの向こう側にあるパイプラックに積まれているドリルパイプを
パイプラッカーまで搬送したり
採取したサンプルなどを手前の研究室エリアへ搬送する装置
(パイプラッカーはデリック内でパイプを立てかけたり、パイプの昇降装置に運ぶなどする)
さて、研究エリアへ足を踏み入れます
研究エリアへ入ります posted by (C)miyappp
こちらは「コアコンベア」
コアコンベア posted by (C)miyappp
採取した長さ9.5mのコア試料がここを転がって
研究区画のコア試料切断エリアへ移送するための装置だそう
こちらが採取される長さ9m,直径が7cmの「コア試料」
コア試料 posted by (C)miyappp
これを取るためにこのような巨大なシステムを積んだ船が存在するのです
地底を調べるのって大変なんですね
デリック内で立てられたドリルを回転させる装置「パワースイベル」の
説明パネル
パワースイベル posted by (C)miyappp
そしてこちらが地底に掘り進むために
パイプの先端に取り付けられる「ドリルビット」
ドリルビット posted by (C)miyappp
と「コアビット」
コアビット posted by (C)miyappp
えー、これらの使い分けを理解しておりません・・・・
さて、ここからが研究施設っぽいものばかりです
採取された試料の1部を非破壊分析を行う「CTスキャナー」とか
CTスキャナー -1 posted by (C)miyappp
(そういえば昔、女子プロレスラーの"コンバット豊田”が「CTスキャナー」という名前の技を使っていたなぁ)
CTスキャナー -2 posted by (C)miyappp
1.5mに分割されたコア試料をさらに半分に割る装置とか
コア半裁機 posted by (C)miyappp
地質調査と同時に海底下生命圏の掘削調査してるとか
微生物研究室 posted by (C)miyappp
酸素を無くす環境を作り出す装置とか
嫌気グローブボックス posted by (C)miyappp
"超"純水を製造する装置とか
超純水製造装置 posted by (C)miyappp
そして、その成果として試料(のレプリカ)が並べられています
コア試料レプリカの展示コーナー posted by (C)miyappp
レプリカコア試料-1 posted by (C)miyappp
レプリカコア試料-2 posted by (C)miyappp
顕微鏡とか電子天秤などお高そうな装置がずらり
顕微鏡 posted by (C)miyappp
電子天秤 posted by (C)miyappp
「古地磁気」って恥ずかしながら知りませんでした
さっそくウィキでお勉強
なるほどねぇ
古地磁気研究室・・・はて? posted by (C)miyappp
研究の概要を知ったところで外に出ます
lifeboat posted by (C)miyappp
外階段で下のフロアへ降りていきます
さらに下のフロアへ posted by (C)miyappp
順路はどこへ向かうのか
どんどん降ります posted by (C)miyappp
デリック内のパイプを吊るすエアダンパー用の高圧空気ボンベ室
200気圧だそうです
・・・と書かれておりますけれども
この時点ではよくわからない
蓄圧器 posted by (C)miyappp
順路はちきゅうのシンボル的な特徴でもある
大きなやぐら「デリック」へ続いています
このデリック、海面から約120mもの高さもあります
デリック下 posted by (C)miyappp
あの巨大なやぐら「デリック」は
大水深・大深度の海底油田掘削で採用されている「ライザーシステム」という掘削方法のために組まれているものです
http://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20090626/
(JAMSTEC HPより)
「ちきゅう」はこれを科学掘削船として世界で初めて採用した船だそうです
だから船としては唯一無二のあのスタイルなんですね
これを念頭に以下をば
噴出防止装置(BOP)の説明パネル
地中からの高圧ガスや石油などの噴出を途中で封鎖するための装置だそうです
噴出防止装置 posted by (C)miyappp
こちらが「ムーンプール」
船体中央のこの開口から
海中へドリルやライザーパイプが投入されるところです
ムーンプールを見上げる posted by (C)miyappp
右奥に「噴出防止装置」が置かれているのが写っています
ムーンプール posted by (C)miyappp
ライザーパイプを積んでおく場所
「パイプラックエリア」
パイプラックエリア -1 posted by (C)miyappp
パイプラックエリア -2 posted by (C)miyappp
1本約27mあります
ライザーパイプのフランジ posted by (C)miyappp
通常はこれを90本搭載
ライザーパイプ -1 posted by (C)miyappp
ライザーパイプ -2 posted by (C)miyappp
ライザーパイプラック配置図 posted by (C)miyappp
「ちきゅう」から水深2500mの海底まで
ライザーパイプを接続することができるということです
ドリルパイプはそこから地中を掘削し始めることが出来ます
ドリルパイプは10km分を搭載、つまり「ちきゅう」から10,000m。
ライザーパイプを海底まで2500mフルに接続してたとして
その先約7500m地中を掘ることができるということです
もちろんこれは世界一の能力
(将来はさらに掘り進めてマントルの研究を行う予定とのことですが
技術的に解決しなければならないこともあるようです)
これだけの管を搭載するだけでも
相当なスペースが必要ですね
つづく
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