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男のシェフレラ(カポック)鉢上げ [園芸]

今回は水挿しで出根した株の鉢上げについて
自分が普段やっている様子を紹介します
(あくまで我流ですので、真似て枯れたなどのクレームはご勘弁願います)

今回のは比較的簡単な方の作業ですので
写真をなんとか撮ることができました

今回鉢上げする株と鉢です
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01-P1140221_001 posted by (C)miyappp

鉢は二子玉川のガーデンアイランドにある「プロトリーフ」で購入しました
(ドラマ「植物男子 ベランダー」のロケ地になっているお店です)

この鉢の包装はこちらにガーデンスペシャリストとしていらしている
「趣味の園芸」などで活躍されている園芸研究家の金子明人さん
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_profile&target_c_member_id=5
が、たまたまレジに入ってきてこの鉢を包装してくれたので
記念に写真に撮っておきました(笑)

自宅でも会社でもだいたいこんな感じでやっています
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02-P1140225_002 posted by (C)miyappp

90Lのゴミ袋を敷いて園芸シート代わりにしてます
この上で作業場と用土の調合をしています
これでスペースが足りないときは100均で購入した園芸シートも広げます

今は蚊取り線香も必須です

地流しがあるところか
水道を引っ張れる場所の排水桝があるところで作業をします

道具はだいたい100均で揃えています
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03-P1140232_005 posted by (C)miyappp
用土入れ(黄緑色)に細かいものを突っ込んでいます
ワリバシ、雑草抜き、ライター(滅菌用)、園芸ハサミ、ハサミ(剪定・花がら摘み用)、
植え替えスコップ、歯ブラシ(カイガラムシ除去等用、まだ出番は無い)、
ピンセット(主に害虫捕殺用)

この他、鉢底ネット、鉢底石ネット、タワシ、スコップ、ガムテープ(開封後の用土袋留め)
麻紐、ワイヤー入りビニールヒモ、コンビニ袋数枚
グローブ、パイプイスを道具入れにいれてあります

まずは鉢の底に鉢底ネットをハサミで切って敷きます
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04-P1140227_003 posted by (C)miyappp

ネットが隠れる程度に鉢底石を入れます
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05-P1140235_006 posted by (C)miyappp

今回は簡単な植え替え作業なので鉢底石を直に敷いていますが
もっと大きな鉢だったり用土配合が複雑なときは
鉢底石ネット(台所の排水ネットみたいなもの)に鉢底石を入れて敷きます
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06-P1140228_004 posted by (C)miyappp

たまにいろいろな理由で植え方を失敗するときがあるのですが
ネットに鉢底石を入れておくと
鉢底石が用土に混ざらないので
やり直しがしやくすく便利なのです
ただ、気持ち目が細かいので
目詰まりしないか心配なところはあります

今回使う用土は2種類のみ
アイリス「ゴールデン粒状培養土 観葉植物用」と
赤玉土(小粒)
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07-P1140237_007 posted by (C)miyappp

経験上、植物別の専用土を単体で使うことはありません
専用土だけだと大抵は水はけがかなり悪いので
専用土4~6に対して赤玉土を主にパーライト、パーミキュライト等も少し加えて
水はけを良くするものを4~6くらい混ぜます

今回の「ゴールデン粒状培養土(観葉植物用)」は
専用土の中でも比較的水はけは良い方なので
赤玉小粒だけを混入することにしました
(商品名の「ゴールデン」というのは金色の粉体(パーミキュライトの粉?)が配合されて
水を与えるとキラキラと金色に光るからでしょうか)

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08-P1140239_008 posted by (C)miyappp

腐葉土のような有機質が少なめのようで
室内でも比較的コバエはかなり沸きにくい
(沸かないわけではありませんが)ように思います
そういうことで、室内観葉植物の用土で一番頼りにしています

ちなみに一般的な草花の場合の自分の定番配合は
屋内用は
・草花用培養土5:赤玉土4(培養土の粒度によって小玉か中玉かを選ぶ):パーミキュライト1
腐葉土を使うとコバエが沸きやすくなりますので極力避ける配合を考えます
ちなみに培養土にも普通は腐葉土が混入されています
屋外用は
・草花用培養土3:赤玉土(小粒または中粒)4:腐葉土2:パーミキュライト1
草木の種類(ハイビスカスなどの丈夫な低木系など)によっては
赤玉土6:腐葉土4とか単純な配合もあります

まずはネットでそれぞれの品種毎に配合を調べますが
基本的には水はけを第一に考えて配合しています

鉢底石ネットを使う理由はここにあります

私が思う失敗というのは
最後に水を与えたときに
なにかしらの原因で水はけがとても悪いときがあるのですが
そのときは配合を変えたり、鉢を変えたりして
やり直すことがたまにあるのです

植物によって酸性土を好む場合とアルカリ性を好む場合とでも
配合が変わってきます
(苦土石灰やピートモス入れたり、鹿沼土入れたりとか)

話がそれましたが本題に戻ります

このゴミ袋を片側ずつ持ち上げながら
用土を混ぜていきます
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09-P1140248_009 posted by (C)miyappp

これだと手が汚れません

さて、すっかり立派な根を出したシェフレラさん
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10-P1140254_010 posted by (C)miyappp

でもこの根は水栽培の根で
用土にはなじまない根ですが
ここまで立派に生えてくれていれば
環境が変わっても耐えしのいでくれると思います

用土を投入する前に
植える位置、深さ、角度など
植え方のイメージをします
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11-P1140261_011 posted by (C)miyappp

実はこれがかなり大事な作業です

一旦用土を投入してしまってからは
修正が効きません

場所が悪いとか深さが浅すぎるとか気が付いても
手遅れとなってしまいます

イメージするときはウォータースペース(鉢の縁上から用土面を2~3cm下げる)
の確保を考慮することも必要です

かといってあまりじっくり考えていると
根が乾いてしまうので
乾く前に用土が投入できるように手早く段取りします

まずは鉢底石の上にうっすらと用土を敷きます
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12-P1140263_012 posted by (C)miyappp

遅効性の肥料を敷きます
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13-P1140267_013 posted by (C)miyappp

培養土にも肥料が配合されているので
培養土も用土に混入するときは
規定量より気持ち少なめにしています
(入れない場合もあります)

その上に肥料が隠れるように用土を敷きます
根に直接肥料が触れないようにするためです
(触れると即枯れ)

そして株を鉢の中へ片手でイメージどおりに支えながら
もう片方の手で用土を投入してゆきます
(さすがに投入中は写真が撮れません)
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14-P1140274_014 posted by (C)miyappp

ある程度まで用土を入れると
株が自立してくれるはずです
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15-P1140281_015 posted by (C)miyappp

一旦用土を入れたら
水道水をちょろちょろと出しながら
用土に水を注ぎます
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16-P1140286_016 posted by (C)miyappp

せっかく整えた株の位置が崩れないように
そっと注ぎます

注いだ水が鉢底穴からダバダバ流れ落ちるのをしばらく続けます
赤玉土や培養土の細かい粒子を水で洗い流すイメージです

水を注いだことによって用土が必要以上に痩せてしまったら
その分用土を少し足します
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17-P1140288_017 posted by (C)miyappp

最後にメネデール水溶液を作ります
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18-P1140295_018 posted by (C)miyappp

今回は水挿しの株を用土に植え替えたので
しばらくは水挿しの環境に近づけるため
メネデール水溶液を
鉢の中に含まれている水を入れ替えるようなイメージで
たっぷり、そしてゆっくり注いであげます
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19-P1140297_019 posted by (C)miyappp

鉢底穴から水が落ちてこなくなったら完了です
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20-P1140307_020 posted by (C)miyappp

日陰の風が当たらない場所に移動します

だいたいこれで準備から片付けまでで30分というところでしょうか

今回は水挿し株の鉢上げの様子を紹介しました
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いわたこ

また揃えましたね、なるほどお小遣い減るわけですな~
アイリスのアイテムなんてお高いから、ウチじゃほとんど見ないですよ
肥料といえば油粕とかね(^^;使い方で速遅効差を出すぐらい?
あっ、赤玉、鹿沼土はあったかも。
by いわたこ (2016-08-19 20:20) 

miyappp

>いわたこさん
道具はほとんど100均でそろえていますが
チリも積もればでやっぱりお小遣いは圧迫されております(笑)
100均の剪定ハサミは2~3回小枝切りに使えばすぐ刃こぼれするので
ほぼ使い捨てですね
アイリスはたしかに大型園芸店など
売っているところは限られているかもしれませんが
観葉植物用にとても評判がイイようなので以前買ってみたものです
油粕は以前クンシランに施肥として使ったことがありましたが
あの強烈なニオイは屋内には絶対使えないですね~(><)
即刻撤去して化学肥料にしました
by miyappp (2016-08-20 08:38) 

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